2009 01/28
- ステンドグラスのかけら
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今日、慶應義塾福澤研究センターに、興味深い資料の寄贈がありました。慶應義塾図書館(旧館)の大ステンドグラスのかけらです。慶應義塾のシンボルの一つであり、このブログでも、昨年最後の記事でご紹介したステンドグラスは、実は戦後の復元です。元のものは、昭和20年5月の空襲で焼失しました。
今日ご寄贈いただいたのは、戦災の翌年、慶應義塾出身の父に連れられて図書館の焼け跡を訪れた方(当時小学生)が大事に保管されていた、戦前のステンドグラスのかけらで、青や緑の美しいガラスの破片です。どこの部分だったのでしょうか。
その中にひとつだけ、真っ黒な焼けこげた固まりがあります。一体何であったのかまだよくわかりませんが、震災記念館や原爆資料館などでみるような、高温で溶けて固まった、何かのようです。小さくはありますが、戦災の激しさを生々しく語ってくれます。
すでにご来場いただいた方は御存知のとおり、会場玄関ホールに飾られた大理石の彫刻・手古奈像は、このステンドグラスのすぐそばに展示されていました。そのため両腕を失い、無惨な姿になり、黒くすすけているのです。慶應義塾の歴史の一端を語る資料が、60数年ぶりに元の場所に戻ってきたと考えると、感慨一入でした。もしこのような、福澤や慶應義塾に関する資料をお持ちの方は、ぜひ慶應義塾福澤研究センターにお知らせ下さい。

