2009 02/20
- この一枚
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福澤諭吉展では、福澤が写った非常に多くの写真を展示しています。福澤が一人で写っている写真だけで、ゆうに20枚以上あるでしょう。同時代では、写真がかなり多い人の一人であることは間違いないと思います。数多くの写真の中で、私の一番のお気に入りは、こちらの子供二人と写った写真です。この写真を初めて見たのは、2001年に銀座和光で行われた福澤没後百年の展覧会「世紀をつらぬく福澤諭吉」においてでした。色々な展示が心に残っていますが、何はさておき、この写真が一番強烈に焼き付きました。
明治5年頃といいますから、江戸時代が終わってまだ5年、福澤はチョンマゲを切って、2年も経っていないような頃です。子供があんまりうれしそうじゃない、というツッコミが良く聞かれますが、こんな写真を撮るのは、まだ照れくさいという時代なのです。いや、今だって、写真館に行って、こんな写真撮らないでしょう。
家族写真といえば正装して直立不動、という時代に、この写真はまさに「異端」以外の何者でもないと思います。団欒のある新しい家族の姿を主張した福澤が、それを目に見える形で実践し、世に示すために、わかりやすく手本を示している姿と言っても良いと思います。
皆さんは、どの写真が気になりましたでしょうか?

