福澤のこだわり
- 皆既日食と福澤諭吉(2) ―福澤、日食にこりごり
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日食がいよいよ近付きましたが、お天気が今ひとつの予報のようですね。ところで、福澤も日食を観測したことがあるようです。時は明治20年(1887)8月19日、この時は福島県が観測最適地で皆既日食を見られたようですが、東京でも9割9分は欠けるというので、東京人は期待して待っていたところ、午前中は曇天、時に ・・・
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2009/07/20 23:45:00
- 皆既日食と福澤諭吉(1)
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間もなく日本でも皆既日食が見えるとあって、ちまたでは何かと盛り上がってきているようです。東京でもだいぶ欠けるそうですので、それで満足しようと思っていますが、福澤と皆既日食といえば、『訓蒙窮理図解』(1868年刊)。この本にはご覧のように、日食・月食の仕組みが図入りで紹介されています。 展覧会でも展示 ・・・
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2009/07/10 23:56:00
- 東京国立博物館と福澤諭吉の因縁
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ケース等の撤収作業はまだ完全に終わっていないかと思いますが、一応今日をもって我々の表慶館での作業が終了しました。ホッと一息つく暇もなく、福岡・大阪展、さらに神奈川と続きます。明日は大阪出張です。 さて、今まで黙っていましたが、東京国立博物館と福澤には、深い因縁があります。それは九鬼隆一という人物を巡 ・・・
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2009/03/11 23:58:00
- 福沢か?福澤か?
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ときどき「福澤諭吉」と「福沢諭吉」のどちらが正しいのですか、とおっしゃる方がいらっしゃいます。これは非常に現代的な疑問のようです。明治時代の人は、自分の名前の表記を含め、漢字についてかなりアバウトであったといえます。たとえば、二郎と次郎、○蔵と○造、嶋と島など、違う字(字体)を書くと、現代では完全に ・・・
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2009/02/05 20:55:00
- 偽悪者としての福澤諭吉
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福澤は偽悪的なところがあった、とよく言われます。わざと悪ぶる、つまりちょいワルというヤツでしょうか(違います)。 わざと極端なことをいって、世論を喚起し、バランスを取ろうとすることがしばしばありました。「言い過ぎても言い足りないことはない」と小泉信三が評した、その語り口は、たとえば、実業奨励でも発揮 ・・・
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2009/01/23 15:11:00
- 右手は何をするものぞ
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ちょっとマニアックな注目点をご紹介しましょう。玄関ホールにある福澤座像。その右手にご注目下さい。 手が、袴の中に入っています。何だか、お行儀が悪いですね。 ・・・
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2009/01/15 19:29:00
- 猪木武徳氏の講演
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12日、福澤武さんの講演に続き、国際日本文化研究センター所長の猪木武徳氏による「福澤諭吉の公共性の哲学」と題する講演がありました。こちらも引き続き300名余りの方が、熱心に聴講されました。 猪木氏は、福澤の著作中に見られる「智」(インテレクト)と「徳」(モラル)についての考え方が、それぞれ私と公に分 ・・・
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2009/01/14 23:00:00
- 福澤武さんの講演会
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開幕3日目の本日、東京国立博物館平成館大講堂にて第1回目の記念講演会が開催され、多くの方にお越し頂きました。最初の講師は慶應義塾評議員会議長で、三菱地所相談役の福澤武さん。 福澤さんは、諭吉の次男・捨次郎の孫(諭吉の曾孫)に当たる方で、福澤家ならではの思い出話や、諭吉の血を継ぐがゆえに今まで思われた ・・・
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2009/01/12 23:00:00
- 福澤が嫌った灯台の「再発見」
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今日午後、会場に灯台のミニチュアが届きました。これは福澤の還暦祝いに、関係者がお金を出し合って作った置物です。先日ご紹介した福澤の座像と同じく、彫刻家の大熊氏広が原案を作成したもので、加えて鈴木長吉という鋳金家が鋳造したことがわかる立派な灯台の模型です。完成当時は機械仕掛けでちゃんと光り、発光部分が ・・・
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2009/01/07 23:56:00
- 福澤の正月
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あけましておめでとうございます。福澤展の準備も、本日仕事始めです。さて、福澤というと、虚礼虚飾を嫌った人ですので、正月などにも変わったことはしないようにも思われますが、そうでもありません。 福澤は、お世話になった人には、非常に礼節を尽くした人でした。中津の元のお殿様、奥平家や、咸臨丸でアメリカに行け ・・・
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2009/01/05 22:22:00
- 「グッドニュースは特筆大書せよ」
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家に帰ると、まず玄関の新聞を引き抜き、着替えて、寝る、という生活を繰り返し、目を通していない新聞が部屋にうずたかく積もってしまいました。先日、いつものように引き抜いた新聞を少し開いてみると、社会面に、珍しく「良いニュース」が目につきました。 線路に落ちた目の不自由な男性を、高校生たちが助けた、という ・・・
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2008/12/18 21:06:00
- 政治は政治、学問は学問
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福澤は、政治との距離に細心の注意を払いました。また、政治家や官僚が、権力を背景に空威張りすることを徹底して嫌いました。「骨の髄まで」という表現がありますが、福澤はまさに、骨の髄まで威張ることへの嫌悪が染みついていた、ということができるでしょう。 その徹底した態度を示す展示品があります。『言海』という ・・・
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2008/12/15 20:34:00
2008 12/12
展覧会の準備
/ 福澤のこだわり
- 福澤諭吉を英語化する。
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ここのところ、図録で一番苦しんだのは、英語表記です。資料名にはすべて英語をつけるというのがルールだそうで、『西洋事情』は?『学問のすすめ』は?『文明論之概略』は?英語で何でしょう。というようなことに、ここ数日頭を抱え続けました。しっかりと英訳をつけるには余りに時間がありません。 ついこの前より、慶應 ・・・
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2008/12/12 23:23:00
- 居合刀の鑑定
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展覧会で展示予定の福澤の刀を鑑定していただきました。 この刀は、福澤が日課として欠かさなかった居合いのためのもの。福澤は、晩年に至るまで、健康管理のために、居合いを続け、達人並みの腕であったといわれています。福澤が少年時代に故郷中津で習ったのは、「立身新流」(たつみしんりゅう)という、マイナーな流派 ・・・
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2008/11/28 22:18:00
- 着流しのこだわり
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肖像というと、晴の姿を記録するものですから、普通は羽織・袴、もしくはスーツにネクタイといった姿が普通でしょう。 今でも卒業写真を撮るなんていうときには、さすがにTシャツやポロシャツは遠慮すると思います。でも、福澤の肖像画は、全て着流しです。和服で正装するときは、袴を着けるというのが常識ですが、それは ・・・
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2008/11/05 13:19:15
- 俗人でありたかった人
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福澤はとにかく「空威張り」というのが嫌いな人。 たとえば、「バカメートル」という話があります。幕府が倒れると福澤は早々に武士の誇った刀をやめて丸腰で生活をはじめます。しかし周りは一向に廃刀しない。いまだに長ければ長いほど立派だと刀を誇らしげに差している武士たちを、福澤は嘲笑し、刀のことを門下生と共に ・・・
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2008/11/05 13:15:33
- 福澤という人の魅力
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福澤という人は、何が面白いのかといえば、絶妙なバランス感覚にあると思います。思想はある意味では過激で、常に強烈な批判精神を内に秘めつつ現実主義者なのです。 ・・・
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2008/11/05 13:09:23
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